じゅんの本棚

読んだ本の記録など。

「凹まない練習」こころのメガネを磨いて自分を助けてあげよう

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毎日を穏やかに過ごしたい!

子育てをしていると、イライラしてしまうこともあります。子どもは、無意識に理不尽な要求をし続けるので疲れてしまうのです。でも、イライラすると後から凹みます。

 

イライラや悩みを少なくしたい。そのような気持ちから本書を手に取りました。

(本書は、参加しているオンラインサロン「ギガ盛りブログ飯」から提供していただきました。)

かわいいイラストと分かりやすい文章

本書は、かわいらしいイラストと物語で、うつ病の治療にも使われる「認知感情行動療法」を解説した本です。

著者は双子の姉妹、かおり&ゆかり。絵本やコミックエッセイを多数執筆しています。「難しいことを、わかりやすく面白く」をモットーに、専門的なこと文章とイラストで表現しています。

 監修者は臨床心理士の原田進さん。デザイナーとして、富士通ファミリーマートなど500社以上のロゴデザインを手掛けています。1997年に産業カウンセラーの資格を取得。2011年にアルバート・エリスの認知感情行動療法を広めるため、日本REBT協会の設立に携わり、現在広報担当を務めています。

認知感情行動療法とは

認知感情行動療法は、アメリカの臨床心理学者アルバート・エリスが開発した治療法です。本書は、認知感情行動療法の中の「ABC理論」をもとに書かれてます。

Aは「刺激(出来事)」、C「反応(感情、症状、行為)」です。Bは刺激と反応の間にある「考え方や受け取り方(認知)」です。多くの人は「嫌な出来事A」が起きたせいで「嫌な出来事C」になったと考えますが、その間にBという「受け取り方」があって、そのBの受け取り方次第でCの気分が左右されるというもの。(p226)

本書では、Bの受け取り方を「こころのメガネ」として物語が進みます。

 

物語の主人公は、こころのメガネ屋店主エーリス。

エーリスは、以前靴みがきをしていました。

仕事で思い通りにいかず、落ち込み、靴磨きを休んでしまいます。

仕事でうまくいかなかったことを振り返ると、こころのメガネに「重いゴミ」が付いていたことに気が付きます。

 

「重いゴミ」は自分が作り出したもの。

メガネに付いた重いゴミは、磨くと取り除けます。

メガネの磨き方は簡単で、少しのコツでOK。

何がが起こったとき、受け止め方を変えられるのは自分。

イライラする自分は、自分で変えるのです。

 

 すぐに実践できる内容

本書は30分ほどで読めてしまい、文字数も多くありません。

しかし、大切なことが書かれています。

実践しようと思っても、時間が掛かったり、お金が掛かったりすることだとなかなかできませんが、今すぐにでも実践できる内容です。

すぐに実践できるということは、本当は簡単なことなんですよ。

それに気が付かず、受け止め方のクセで、イライラや怒りを感じてストレスを抱えているのです。

本書に書かれている「こころのメガネを磨く練習」を、子どものころから学校で教えてもらえたらいいのになと感じました。

 

4章ではこう書かれています。

「こころのメガネのレンズを磨く」、

ということはですね、

「自分で自分を助けてあげる」、

ということなんです。

嫌な気持ちになっている自分を、

そんな気持ちに縛られている自分を、

そこから救ってあげる、

ということなんです。

自分以外の人や状況を変えるのは難しいけれど、受け止め方を少し変化するだけで気持ちが楽になる。こころのメガネを磨くのは、実は簡単だと気付けた本でした。思春期のころに本書に出合えていたら、多感な時期を楽に過ごせたかもしれません。